しつこいようだが、おかしな自転車の走行!

自転車運転者は道路交通法を知らないとしか思えない事例があまりに多く見られるので再びおかしな自転車走行を取り上げることにした。

前回話題にしたのと同じ芝5丁目交差点、品川方面から浜松町方面に走行してきた自転車が、車両用信号が青にも関わらず横断歩道上で停車した。

Google Mapより

自転車は車両なのでそのまま走行し続ければよいのに左折して横断歩道の端に停車したのである。そのまま歩行者信号が青になるまで待って、歩行者が歩き始めると横断歩道上を走行して渡り、渡り切る直前に車道に戻って自転車レーンを走行していってしまったのである。車両用信号は赤である。

Google Mapより

これが1度で限りはない。ここ半月で片手に余る回数同じような走行を見ている。少し行動は違うが下記のように十字路を車両用信号青で通過するときわざわざ横断歩道へ迂回して走行するケースもよく見るのである。

車両用信号は青だから直進すればいいのである。なぜ道路交通法に違反してまでわざわざ横断歩道へと迂回するのであろうか。

ここからは私の勝手な想像である。自転車で車道を走行するのは車道に自転車が描かれているからであろう。

車道上の自転車走行可の表示

しかし、運転者の意識は「自分は歩行者だ」なのだろう。大きな交差点では車両用信号が青であっても交差点内の横断歩道で止まってしまう。歩行者用信号が青になると道路交通法違反にもかかわらず横断歩道上を運転して交差点を通過し、そのまま、それまでのように車道走行を続けるのであろう、というのが私の想像である。このような走行をする自転車運転者は自転車が車両であるという意識はないのではなかろうか。道路交通法を知ったうえで、自分の都合に合わせて車両用信号と歩行者用信号を使い分けている確信犯もいるであろう。これは警察が取り締まるべきである。しかし、道路交通法を知らない運転者は取り締まる以前に教育が必要である。道路交通法の講習会を受けなければ運転できないように運転許可証を発行するなどの手立てを考えなければならないと思う。

ついでに書いておくが、今の季節にありがちなこと。日傘を差しながら歩行者が多数歩いている歩道を片手運転であぶなつかしく走行するのはやめてほしい。